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MRとは

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MRとは

MRとはメディカル・リプレゼンタティブ(Medical Representative)の頭文字をとったもので、医薬品メーカーの医薬情報担当者のことです。
現在、日本のMR総数は約55,000人。
医療用医薬品は生命関連製品であるが故、このMRを多く配置することで、情報を必要としているDrや薬剤師、ときには看護師などのコメディカルなどに対し緻密な情報提供活動を行うことが必要とされています。ただ単に数を配置すれば良いということでも無く、エリアや病院など販売製品を普及させる為に一番効率の良い配置を行うことが前提です。また、MRは扱う製品が生命関連製品のため、情報の偏りを防がなければなりません。その為、厳しい倫理感が求められます。

どのような情報?

どの病気にどの位の量をどのように使えば効果があるのか。その際、どのような副作用が起こりうるのか、また、新たに発生した副作用情報、追加になった適応症の情報等です。

MRの具体的な仕事内容の基本

■情報の提供

医薬品の特長、有効性、副作用、使用上の注意などの情報を学術論文やパンフレットを用いて提供します。

■情報の収集

未知の副作用をいち早く収集し、情報として伝えることにより、その副作用などを防ぐ事を目的として、医薬品情報(有効性、安全性、品質)の収集を行い、自社の関連部門に連絡しフィードバックします。

■情報の伝達

自社製品に関する緊急な安全性情報(承認の取り消し、重篤な副作用の発現、用法・用量の変更など)を医療従事者に迅速かつ正確に期限内に伝達することです。

MRという職業に就くためには・・・

MRは生命関連製品を扱っていることから、日々勉強が必要な職業であり、また社会的貢献度の高い仕事でもあります。MRにはMR認定資格制度があり、これを所持していないと病院の訪問が出来ない場合もあります。
厚生労働省認可の公益財団法人『MR認定センター』が毎年認定試験を実施しており(MR認定試験)、試験に合格して300時間の基礎教育と150時間の実務教育を受け、MRとして半年間の実務を経験した人にMR認定資格が発行されます。MR認定試験は6科目あり、これまでの平均合格率は約80%程度です。
異業種の方から未経験MRの採用を行っている製薬企業、もしくはCSO企業にて、MRとしてのキャリアをスタートされるとよいと思います。

MR認定資格とMRの給与モデル

●MR認定資格制度

年に一度、12月に6科目の試験があります。一度合格すれば、後は継続教育を受講することにより自動更新されます。試験は体の仕組みや薬事法など医療・医薬に関する試験です。
難しく思われますが、MR認定資格合格の為の研修制度に各社とも力を入れており、非常に高確率での合格実績がありますので心配は不要です。

●MRの給与モデル(大手製薬企業の例)

MRの給与構成:
基本年収(月額×12ヶ月)+基本賞与(年2回)+期末賞与(年1回)←外資に多い=理論年収

<その他>
・営業日当
MR職は基本的には直行・直帰型の営業スタイルのため、出張扱いの企業が少なくありません。そのようなことから日当手当として、2,000円~3,000円/1日が付きます。(外勤日数分)
・住宅手当
最近は住宅手当という概念は随分と減ってきてはいますが、まだまだ製薬企業は手厚い待遇の企業が多くあります。
この手当は企業によって大きく2つに分けることが出来ます。
(1)借上げ社宅扱いで会社契約により家賃の○○%を給料から天引きされるパターン。
(2)手当として上限が地域により定められており、その○○%は自己負担で残りが給料に含まれ、自分で支払うパターン。
※どちらも会社規定により地域毎に定められていますが、MRは転勤が伴う仕事の為、住宅の負担は少ないのが特徴です。
・インセンティブ制度
外資系が増えてきた昨今、やはりインセンティブ制度または人事評価制度で能力成果主義の導入をしている企業が増えています。MRは日々の活動の中で、新製品発売や拡販企画などが多い業界でもあり、細かい企画ごとのインセンティブから業績に応じた大きなインセンティブまで非常にシビアな評価を得る業界になってきています。

ただ、他業界と比較して高い給与水準であることは事実です。

未経験の方でも、営業経験があれば講義・ロールプレイなどの研修と高度な学術知識の習得でMRとして独り立ちが可能です。MRは、単なるセールスではなく情報提供を行うことが仕事です。最新知識を把握する為に、常に勉強を続ける努力も勿論必要ですが、向上心があり、どんなことにも前向きに取り組む意欲のある方にはやりがいを持って仕事が出来る職業です。

MRはドクターだけではなく、医療関係者や医薬品卸の方々とも幅広くお付き合いをする仕事です。
それぞれの立場によって求めるものや要望は異なりますので、臨機応変に気配り・心配りが出来る方には適任です。
『人と接する仕事に就きたい』、『場の雰囲気に合わせて会話を進めることが得意』という方は是非、チャレンジしてみてください!
女性MRも数多く活躍しています。