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女性MR(MRの女性について)

  • 職種別情報

少子・高齢化、労働人口の減少という時代を迎える今、女性人材の積極的な採用・登用が求められています。また、ダイバーシティの観点からも女性の感性や特性を活かした企業活動に注目が集まってきています。
製薬業界でも近年、MRとして働く女性の数は増え続けています。
では、女性MRはMRという仕事をどのように感じ、何を目指しているのでしょうか?
女性MRの現状や課題を下記にご紹介します。

MRとして働く女性の現状

ワークスタイルや雇用環境の変化などの様々な要因とともに『働く女性』が増加する現在、女性MRの数もその動きと同様、着実に増え続けています。現在は全MRの1割以上を女性MRが占めています。とはいえ、結婚や出産などを機にMRを辞めてしまう女性MRの方は多く、MR全体の中での女性の比率はまだまだ少ない現状です。

女性MRの半数以上が結婚してもMRを続けることを希望

MRに限らず、女性ならではのライフステージの変化として「結婚」「出産」という転機があります。調査によると、女性MRのうち、半数以上が「結婚してもMRを続けたい」と回答しています。しかし、そう回答したうちで「折り合いがつけば」と回答している女性が多くを占めています。このことからもMRとして長期的に就業していきたいとう意欲の高い女性は多いにも関わらず、製薬業界の環境がまだそのニーズを満たしきれていない現実が見えてきます。
したがって、豊富な経験や知識を有する女性MRたちが、家庭と仕事を両立出来るように、職場の環境整備を今後さらに確立する必要があるでしょう。

女性MRの支援制度

製薬業界全体としてはまだまだ多いとは言えませんが、女性MRを支援する制度を設けている製薬企業も出てきました。特に外資製薬企業の中にその傾向は見られるようです。女性MRが長く働けるように、既婚女性MRに対しては転勤の配慮をする会社や、出産後の職場復帰を支援する会社も現れてきています。
また、製薬企業以外にも多くのCSO(Contract Sales Organization)が出産などでMRとしてのキャリアが中断しても、コントラクトMRとして再びMRに復帰しやすいようなキャリアディベロップメントプログラムを作り上げています。

女性MRの今後

MRという仕事柄(就業時間の長さ・転勤の多さ)、今後も結婚・出産で退職する女性MRの数は急激に減少するとは考えられません。しかし、既に先進的な外資系製薬企業では女性MRの支援制度を設けサポートしている例もあり、就業形態の多様化が進めば、女性MRが結婚・出産をしても仕事を継続しやすい環境整備が整えられていくことが予想されます。
女性が働きやすい会社を見分ける為には、女性管理職の有無やその人数、また女性が活躍できる風土か否かを判断していただくと良いと思います。社内の実情や管理職の有無はなかなか情報が得にくいので、エージェントから情報を確認すると参考になると思います。
ちなみに、欧米ではMRの半数以上を女性MRが占めている現実があります。
日本もいずれは欧米のようになる日が来るかもしれません。