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ベテランMR

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雇用対策法から生まれたベテランMR?

chief_img01雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。年齢にとらわれない人物本位、能力本位の募集・採用を本来行わなければならないことから、求人票から年齢が消えました。
しかし、企業は組織を考えなければならず、その為どうしても採用したい年齢層があるのです。
このような法の制限によって表記できないことから生まれてきたのが、ベテランMRという言葉だと思います。
勿論、現場での「あの人ベテランだから」などの使い方とは若干異なるものです。

ベテランMRの考え方は?

MR転職市場におけるベテランMRとはどんなMRを指すのでしょうか?

  • MR経験が豊富
  • 大学病院、基幹病院、開業医、調剤薬局など施設の経験が豊富
  • 専門領域の経験が豊富

など「経験」が豊富という点では30代からでも言えると思います。しかし、MR転職市場ではおおよそ45歳以上の年齢の方を指す場合が多いとお考え下さい。
※年齢につきましては、目安であり、必ずしも45歳以上ということではありません。

ベテランMRの転職事情

MR転職において、ベテランMRの方はどんな転職先があるのでしょうか?
45歳以上の場合、真っ先にあげられるのは、CSO(Contract Sales Organization)でのコントラクトMRです。そして、次に多いのは、専門領域のMR(特にオンコロジー領域)となります。
オンコロジー領域の経験は企業からのニーズも高い為、是非若い時に扱っておきたい領域の一つです。
一般的なMR採用(プライマリー等)については転職市場でよく言われている35歳説という点からも難しいと考えています。

ベテランMRに企業は何を求めているか?

業態別に見てみますと、ベテランMRの多くの方が選択されるCSOでは、やはり即戦力としての期待が高いですね。製品研修を1ヶ月程度行えば、これまでの経験、スキルを活かし、限られた期間で成果につなげるという結果を出すことが求められます。
また、その経験の豊富さから、卸対応なども期待されています。時には、配属される製薬メーカーの若いMRの方に手本を見せるなどといったこともあるようです。
一方、製薬メーカーでのベテランMRの採用は稀で、上記にもある通り、オンコロジー領域などの専門領域の経験者に限り採用を行う場合があります。これは専門領域担当者として、専門医に対する活動経験が強く求められる為です。一般的な疾患で使用する薬剤と癌で使用する薬剤ではMRとしての活動の内容も若干変わってくると思います。患者さんの治療を目的とする点については全てのMRの共通した点と言えますが、やはり高血圧治療薬や抗生物質、鎮痛剤、抗アレルギー剤などは患者さんの数も多く、自然に数量の勝負となっているのが現状ではないでしょうか。もちろん抗癌剤でも限られた患者さんの中で同じことは言えますが、もう一歩踏み込んだ活動(症例ベース)となっている印象があります。
また事業部や領域制を新たに設ける場合にも、組織構成を考え、ベテランMRの採用を行う場合があります。これは社内異動だけでは賄えない場合などに多くみられます。
例えば、ある企業が初めてオンコロジーの薬剤を上市する場合、社内異動を行い、組織をつくったとしても、全員オンコロジーは未経験です。その為、他社でオンコロジー領域の経験を豊富に持つMRを何名か採用し社内異動させたMRへの指導やKey Dr.などへのアプローチを行い、早い立ち上げを期待されての採用となります。

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